KYUSHU UNIVERSITY 九州大学 エネルギー研究教育機構 九州大学 エネルギーウィーク 2022

Event Report開催報告

「九州大学エネルギーウィーク2022」を開催しました。


開会の挨拶をする石橋総長
 令和4年1月24日(月)から1月28日(金)にわたり、「エネルギー分野の英知が垣根を越えて結集 グリーンイノベーションの未来を目指して」をテーマに、エネルギーに関するシンポジウム「九州大学エネルギーウィーク2022」を開催しました。このシンポジウムは、本学のエネルギー関連部局が連携して、「未来エネルギー」を中心テーマとする国際ワークショップ、産学官連携ワークショップ等を開催するもので、エネルギー研究者の国際的なハブ機能を担う交流の場としての役割を果たしています。
 第6回目となる今回は、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点からオンライン形式にて開催し、「グリーンイノベーション技術の創造」に焦点を当て、国内外で活躍している研究者を始め、幅広くエネルギーに関わる研究を行っている研究者、学生、産業界、行政関係者等多くの方々が講演や研究発表を行い、延べ約2,500名の参加がありました。


<エネルギー研究教育機構>

活動報告
(1/24 Q-PITプロローグセッション)
 プロローグセッションは、佐々木副学長から脱炭素エネルギー先導人材育成フェローシップ、宮本淳弌水素研究奨励賞の概要の説明を行った後、フェローシップメンバー12名、水素研究奨励賞受賞者1名がそれぞれの活動内容を発表し、活発な質疑応答が行われ、約180名の参加がありました。

 プロローグセッション:https://q-pit-ew.kyushu-u.ac.jp/2022/ja/download/qpit20220124_20211228_prologue.pdf



(1/24 Q-PITプレナリーセッション)
 プレナリーセッションは石橋総長による挨拶で開会し、「グリーンイノベーション技術の創造」をテーマに、経済産業省産業技術環境局カーボンニュートラルプロジェクト推進室 笠井康弘室長、Jパワー執行役員/京都大学経営管理大学院 中山寿美枝特命教授、九州電力株式会社エネルギーサービス事業統括本部 中村典弘部長による招待講演を行いました。講演者と本学教員によるパネルディスカッションでは、グリーンイノベーションへの今後の取り組みについて、来年度に改組するエネルギー研究教育機構の活動などの討論が行われ、約230名の参加がありました。

 プレナリーセッション:https://q-pit-ew.kyushu-u.ac.jp/2022/ja/download/qpit20220124_20211228_prologue.pdf


招待講演
パネルディスカッション


(1/22-1/29 ポスター発表会)
 エネルギーウィーク開催期間中に、エネルギー研究教育機構「若手研究者・博士課程学生支援プログラム」に採択された若手研究者7名、受賞した博士課程学生32名によるWebポスター発表会を行いました。参加者は、事前に録音した研究概要の説明をWebで視聴し、チャット形式で発表者との質疑応答が行われ、延べ486名の参加がありました。

 ポスター発表会:https://q-pit-ew.kyushu-u.ac.jp/2022/ja/poster


Webポスター発表会、若手研究者・博士課程支援プログラム採択者/受賞者

<九州地区再生可能エネルギー連携委員会>

パネル討論
(1/26 再生可能エネルギー連携フォーラム)
 昨年9月に九州・沖縄地区の11国立大学で発足した「九州地区再生可能エネルギー連携委員会」の活動の一環として、「再生可能エネルギー連携フォーラム」を初開催しました。我が国が目標として掲げる2050年の脱炭素社会の実現に向け、各大学で取り組んでいる再生可能エネルギーに関する活動を発表し、パネル討論では「九州の国立大学が共同で取り組める活動」や「九州全体の成長に向けての国立大学の貢献」などについて、活発な討論が行われ、約240名の参加がありました。

 再生可能エネルギー連携フォーラム:https://q-pit-ew.kyushu-u.ac.jp/2022/ja/download/0126_energyforum_20220107.pdf



<九州大学水素材料先端科学研究センター>

(1/27九州水素・燃料電池フォーラム&水素先端世界フォーラム、1/27-28 シンポジウム、合同シンポジウム)
 九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)では、水素エネルギー社会の実現に向けた水素安全利用技術を確立し、水素に関する基礎的・科学的知見の深化を目指した最先端の研究活動を行っており、研究を通して得られた知見を学会・研究者のみならず、広く産業界へ普及するための活動も行っております。その一環として、2007年から毎年、福岡水素エネルギー戦略会議を始め、関係各機関と連携して「水素先端世界フォーラム」を開催しており、近年は九州経済産業局の九州水素・燃料電池フォーラムと同時開催を行っています。
 1月28日のフォーラムでは、水素社会実現へ向けた産学官地域連携や経済産業省の取組、国内動向及び国際連携、水素エネルギーの動向について、九州大学、資源エネルギー庁やNEDO、そして水素事業の一役を担い続けている株式会社ENEOSより講演を行いました。また、1月27-28日の技術分野毎のシンポジウムでは、国内外の研究者が最新の研究開発成果を発表しました。今回のフォーラム、シンポジウムには、2日間で延べ約760名の参加がありました。

 1/27フォーラム:https://q-pit-ew.kyushu-u.ac.jp/2022/ja/download/2022program_for1221.pdf

 1/27合同シンポジウム:https://q-pit-ew.kyushu-u.ac.jp/2022/ja/download/2022program_material_20220127.pdf

 1/28合同シンポジウム:https://q-pit-ew.kyushu-u.ac.jp/2022/ja/download/2022program_material_20220127_2.pdf

 1/28シンポジウム:https://q-pit-ew.kyushu-u.ac.jp/2022/ja/download/2022program_tri0113.pdf


九州水素・燃料電池フォーラム&水素先端世界フォーラム2022

<カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所>

(1/25 I²CNERアニュアルシンポジウム、1/26 I²CNER-IMI国際ワークショップ、1/28 I²CNER Thrustワークショップ)
 1月25日(火)にI²CNERアニュアルシンポジウム「Carbon Management including Negative Emission Technologies」を開催しました。本シンポジウムでは、炭素資源の地産地消が実現された新しい“ビヨンド・ゼロ”社会実現に向けた炭素資源マネジメントについて、世界トップレベルの研究者を招き、日米欧それぞれの立場から最先端の研究成果を紹介し、活発な議論が行われました。
 1月26日(水)のI²CNER-IMI国際ワークショップでは、「Wireless Power Transfer: Technologies for Smart Societies」と題して開催し、光ワイヤレス電力転送研究の最新動向などについて発表があり、実用と理論双方から議論が交わされました。
 1月28日(金)のI²CNER Thrustワークショップは、世界との時差を考慮し日本時間深夜に開催され、世界各地から研究者が参加しました。3つの研究Thrustの紹介とカーボンニュートラル技術に関する最新の成果が共有され、活発な意見交換が行われました。今回のシンポジウム、ワークショップには、3日間で延べ約180名の参加がありました。

 1/25 アニュアルシンポジウム:https://q-pit-ew.kyushu-u.ac.jp/2022/ja/download/i2cner_annualsymposium_Program.pdf

 1/26 I²CNER-IMI国際ワークショップ:https://q-pit-ew.kyushu-u.ac.jp/2022/ja/download/i2cner_workshop_final.pdf

 1/28 I²CNER Thrustワークショップ:https://q-pit-ew.kyushu-u.ac.jp/2022/ja/download/i2cner_thrustworkshop.pdf


I²CNERアニュアルシンポジウム
I²CNER-IMI国際ワークショップ
I²CNER Thrustワークショップ


<グリーンテクノロジー研究教育センター>

筑紫シンポジウム
(1/28 筑紫シンポジウム)
 1月28日(金)に「熱̶電気直接変換発電に向けた九州大学の挑戦」をテーマに、筑紫シンポジウムをオンラインで開催しました。
 本シンポジウムでは、熱電発電やスピンゼーベック効果などの熱-電気直接エネルギー変換を研究している本学の研究者が分野の垣根を越えて集まり、無機材料から無機有機ペロブスカイト、カーボンナノチューブに至る広い材料分野や、スピントロニクスなど物性物理学の最先端に関する5件の講演を行いました。学外、特に企業からの多くの方が参加し、社会的な関心の高さを感じさせるシンポジウムになりました。各講演後の質疑応答と最後の総合討論においては活発な議論が行われ、近未来の脱炭素社会に不可欠な熱エネルギー有効利用技術を追求する本学の研究の拡がりを示すことができました。

 筑紫シンポジウム:https://q-pit-ew.kyushu-u.ac.jp/2022/ja/download/ew2022chikushi_20220114.pdf



<九州大学持続的共進化地域創成拠点>

(1/28 九州大学COI 持続的共進化地域創成拠点シンポジウム)
 1月28日(金)にアクロス福岡 国際会議場およびオンライン配信にて、『あんしん・あんぜんで活力ある地域の創成~真のエネルギー地産地消による地域経済活性化と持続的なモビリティ・ICT見守りサービスの創出~』をテーマに、最終成果報告会を兼ねたシンポジウムを開催しました。
 今回のシンポジウムは、本年度がCOIプログラム最終年度となるため、これまでの当拠点9年間の研究成果、社会実装を中心に各部会から発表を行い、さらに今後への展開と期待についてトークセッションを行いました。急激な感染拡大に伴いオンライン視聴へ変更しましたが、延べ約200名の参加がありました。

 COIシンポジウム:https://q-pit-ew.kyushu-u.ac.jp/2022/ja/download/finalreport.pdf


エネルギー部会
産業数学部会
トークセッション

【問い合わせ先】

エネルギー研究教育機構
電話:092-802-6934
Mail:eneweek★jimu.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください